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管理人が幼い頃、和歌山市内にあった従兄弟のお家へよく遊びに行きました。 ( あったようにと記した通り今は別の所に住んでいます ) 従兄弟は男2人兄弟で管理人とあまり歳も変わらない事もあり、仲が良く 春休みや夏休みなどの長い休みになると、泊まりに行ったり来たりしていました。 当時の従兄弟のお家は 団地の様な築年数の古いマンションの2階に住んでいました。 ここのお家や周辺でも結構不思議な体験をしているので 今回は従兄弟のお家で体験したお話をさせていただきます。 夏休みのある日、従兄弟のお家へ泊まり掛けで遊びに行きました。 その日の晩、子供部屋へ布団を敷き 3人で川の字になって何時もの様に横になっていました。 初日の晩だという事もあり、ふざけ合ったり喋ったりと なかなか寝る事が出来ません。その内従兄弟のお母さんが来て 『 あんたら喋ってないで早よ寝えや! 寝えへんかったら ” にんぎょさん ” が怒るで! 』 と、叱られました。 泊まりに来るたび夜寝ないでいると 口癖の様に人形さんが怒るでという従兄弟のお母さん。 『 人形が怒ったら怖いでぇ〜 』 と 1つ年上の従兄弟の長男が脅しに輪を掛けます。 何時も 「 人形が怒る訳がないやろっ・ 」 と思いながらも 『 はいはいお休みぃ〜 』 と、眠りに付きました。 翌日、朝から日が暮れるまで遊び回り 余程疲れていたのか何時ものように川の字になって横になると 少し喋っただけで従兄弟が2人共管理人より先に寝てしまいました。 なかなか寝付けない管理人。 豆電球の灯りの中で目を開けていると 足元のタンスの上にあるガラスケースに入った日本人形が視界に入ります。 「 ほんまに人形が怒り出したらおもろいやろなぁ♪ 」 何気なくそんな事を思いながらぼんやり人形を見ていると フワァ〜という感じで人形の頭が動いたように見えました・・ 「 えっ!?・ 」 と、一瞬で眠気が吹っ飛んでしまい 「 今頭が動いた様に見えたけど・ まさかなぁ・・・ 」 という疑いの気持ちでいっぱいでしたがどうしても人形が気になります。 そのまま人形を凝視していると・ スゥ〜っとスローモーションのように右手が上がり・ ツンっと右手で前面のガラスを突いたかと思うと・・ ケースの扉が音も無く開きました・・・・ ガバッっと思わず頭から布団を被りました。 布団の中で丸くなり 「 にんぎょさんが怒るってこの事か?・・ 暗くて顔がよく見えなかったけど・ 怒ってるのか?・・・ でも・ 寝付けなかっただけで騒いでないし・・ なんで怒ってるんだろう?・・・ いやっ・ そんな事より扉が開いたという事は・・ もしかして出てくるの?・・・ 」 などと考えていると、徐々に恐怖が込み上げパニックになりました。 布団から頭を出してもう1度確認する気になんてなれないし 布団の中で丸くなりながら人形が出てこない事だけを祈りつつ 早く寝ないと・ 早く寝ないとと、とにかく眠りに付く事だけを考えていました。 どれくらいの時間が経ったのか分かりませんが気が付くと朝でした。 目覚めて真っ先に人形を確認しましたが 扉も閉まっており、何時も通りの人形でした。 そういえば長男も人形が怒れば怖いって言ってたし お母さんも長男も昨夜の様な人形の姿を見た事があるのだろうか? 当時 ( 現在でもですが ) 人形が動いた姿を見た事は誰にも話していません。 その日以降も何度も泊まりに行きましたが、人形は見ないようにしていました。 後書き・・ 現在住んでいるお家へあの人形も持って行ったんだろうか? 今度寄る機会でもあれば聞いてみようかな?と思っています。 |