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小学生の頃、家族で旅行に行きました。 早朝自宅を出て、海で遊び疲れて夕方宿泊先の旅館に着きました。 古い旅館の中に入ると、嫌な感じはしましたが 自分達家族が泊まる部屋では特に何も感じなかった為 あまり気にしないようにして、お風呂、食事を済ませて兄弟と遊んでいました。 そろそろ寝ようかと、布団を敷いて灯りを消して 横になってみたものの、遊び疲れているにも関わらずになかなか寝付けません。 寝られないので、ごろごろと何度か寝返りをしていると 左壁側の方から何か気配を感じて、そちらの方へ目を向けると 急に金縛りに遭い動けなくなりました。 じっと壁を見ていると、もやもやとした黒い塊のようなものが現れてきました。 徐々に人の形になっていく黒い塊を見た瞬間、目を閉じて 『 出て来ても何も出来ないから何処かに行ってください・ 』 と、何度も何度も心の中で叫んでいると 黒い塊のようなものが移動している気配を感じました。 どうやら左から右の方へ移動しているようです。 暗がりの中、恐る恐る薄目を開けて確認すると 人の形になっていた黒い塊が、またもやもやとした黒い塊になり 右壁側へ 「 すぅ〜 」 と、消えていきました。 その後、金縛りが解けてほっとした時、右隣の部屋から 『 うぅぅぅ〜〜〜〜 』 と言う、金縛りに遭い 声にならない悲鳴を上げている声が聞こえてきたのですが・ 隣に宿泊されていた方は・・ いったい何を見たのでしょうか?・・・ 翌朝、隣の宿泊客は早くに宿を後にされたようで、見掛ける事はありませんでした。 もちろん早く出られた理由は今でも分かりません・・・・ |