其の四十一 化け物・・


先日、ツレと2人で居酒屋で飲んでいた時ツレの携帯が鳴りました。

どうやら仲の良い友人からだったらしく
電話を切った後、管理人にこれから友人宅に一緒に行かないか?と言います。

管理人の知らない方なので遠慮しようと思ったのですが
『 気の良い奴やから直ぐに仲良くなれるよっ!
   それに今カニやら魚介類が食べ切れん程あるらしいわぁ・ 』
と言うツレの1言で行ってみようかなという気になりました・・・

友人宅へ向かう道中のタクシー内で
『 せっかく招いてくれたんやから酒類くらい買っていかんでも良いんか? 』
という管理人に対し
『 良いよ良いよ・ そんな気を使わなあかん奴じゃないから 』 と笑っています。

その様な談笑が続いていたある時・
ツレが真剣な顔付きになりこの様な話をし出しました・・・

ツ レ : 『 あっ!・ そいつのとこ ( 家 ) な・・ 魔物が住んでんねんっ・・・ 』

Z−Z : 『 なんやねんな・ それ?・・・ 』

ツ レ : 『 いやぁ・ 魔物って言うより・・ あれは化け物やな・・・ 』

Z−Z : 『 だからなんやねんて聞いてんねん???・・・ 』

ツ レ : 『 Z−Zやったら霊感があるから見えるやんっ・
        見た通り感じた通りアドバイスでもしたってくれたら良いと思うよっ・ 』

と、苦笑いを浮かべています・・・

ただでさえ初対面のお宅に伺うのに魔物や化け物って・・・
せめて悪い霊でなければ良いのになと思っていた時友人宅に着きました。

新しそうな綺麗な一戸建ての前でタクシーを降りました。
玄関前に立ち辺りを見回してみても霊の気配などしません。
ツレがインターホンを押すと中からツレの友人が姿を現しました。

挨拶もそこそこにツレが玄関内に入った時・

『 またあんた最悪やなぁ・ 私の顔を見る度笑うけど・
  ブスでごめんねっ! でもあんたに何も迷惑かけてないやろぉ・・・ 』

という・・  凄い会話が・・・

訳が分からずにとにかく玄関内に入った管理人・
その時友人の奥さんの容姿を見て全てを悟りました・・・

十人十色という言葉があるように
女性の好みなんて人それぞれですよねぇ・ 逆でもそうだと思うのですが・
それを第三者がとやかく言えるものではないと思います・・・

その後友人宅で飲んでいる最中、酒の力も手伝って・

『 始めからなんて失礼な事を言うんかなって思ったけどほんま失礼やでっ!
          こんなに優しくて気が利く奥さんならワシやったらOKやでぇっ! 』

と、ツレに言い寄る管理人を見た奥さんは
それから管理人の傍から離れる事はありませんでした。


帰り際も

『 Z−Zさんっ!  また来てくださいねぇ〜♪♪♪ 』

と・  満面の笑みで見送っていただきました・・・・


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