最近ゴー○ートンネルと呼ばれている凄いトンネルがあるという噂を耳にしました。 その内容というのは・ 死人が何人も出ている・ 心霊写真が撮れた・ 奥に謎の部屋がある・ 霊感のある者は必ず取り憑かれる・ などというもの・・・・・・ 「 本当にそのような場所が存在するのか???・ 」 と、疑い 疑問の念を抱きながらも・ とりあえず探索に出掛けてみる事にしました・・・・・・ |
池までは迷う事なく行く事が出来ました。 ですが、辺りを探してみてもトンネルらしきものが見当たりません。 一箇所 「 もしかしたらここかな? 」 と、思うような場所がありましたが 水が流れている水路でとても入る気になどなりません。 その後も少し辺りを探してみてもトンネルはありません・ 「 やはりガセネタだったのかな? 」 という思いで少し苦笑い・ その場を後にしようと歩き出した時、近くにキャッチボールをしている少年の姿が目に入りました。 「 地元で有名と言うなら少年達は知っているかも知れない 」 と思いダメ元で聞いてみる事にしました。 管理人 『 おにいちゃん ちょっといいかな? 』 この時キャッチボールをしていたのは原チャに乗っていた高3の少年と自転車に乗っていた中3の少年2人。 名前 ( HN ) など聞かなかったので以下原チャくんと自転車くんと記す事にします。 原チャくん 『 なんですか? 』 管理人 『 この辺りに地元でゴー○ートンネルって呼ばれてるトンネルがあるって聞いて来たんやけど知らんかな? 』 原チャくん 『 ・・・・ 』 自転車くん 『 オレ知ってますよっ! 』 管理人 『 えっ! 知ってんの! それは何処にあるん? 』 『 ここから数分歩いた所にありますよ 』 と、自転車くんはそちらを指差しています。 指された方を見てもその場からは何も見えず、?な管理人は 『 行けば直ぐに分かるような所かな? 』 と、尋ねると 『 一緒に行きます 』 と、わざわざ原チャと自転車を押してトンネルまで案内してくれました。 しばらく歩いていると 『 ここです! 』 と 自転車くんが指差した所は先程管理人が 「 もしかしたらここかな? 」 と、思った水路です。 管理人 『 えっ!!! やっぱりここなん??? 』 自転車くん 『 はい! ここがゴー○ートンネルですよっ! 』 『 これやったらトンネルって言うよりゴー○ー水路やなっ・ 』 と、管理人は苦笑い・ 管理人 『 さっきも見たけど水が流れてて中に入られへんで・ 』 自転車くん 『 水があっても入れますよっ! 皆入ってますから・ 』 『 靴が濡れてもいいんやったら入れるけどなぁ・ 』 と、会話を交わしながらもう1度水路の傍まで3人で行きました。 水路自体は真ん中に水が流れているだけで両サイドに歩くスペースはあるのですが 水路から流れ出た水が水路入り口まで数センチ程溜まっていて行く手を阻んでいます。 両サイドは壁です。 「 ここまでくるとどうしても入ってみたい 」 という思いで一杯です。 なんとか壁伝いに濡れる事なく 『 うまいですね 』 という少年達の言葉を背に水路に入る事が出来ました。 『 おっちゃんほんまに入るんですか? 』 と、少年達は不安そうに見つめています。 『 もちろん入るよっ! 』 という管理人に対し自転車くんは 『 止めといたほうがいいですよ 』 と、言います。 『 なんでなん? 』 という管理人に対し 『 霊が必ずいてるし・ いっぱいいますよっ! 』 と、言います。 水路に入った時から奥からひしひしと霊気が伝わってきていたので霊がいる事など分かっています・ 『 霊がおるおらんはどうでもいいんやけど・ 自分・ 中に入った事あるんか? 』 と、管理人。 『 ありますよっ! 』 という自転車くん。 管理人 『 えっ!!! 入った事あんのっ!!! 奥はどないなってるんっ?!!! 知ってんのっ?!!! 』 自転車くん 『 知ってますよっ! 一番奥に扉がありますよ・ 』 管理人 『 えっ!!! こんな所にほんまに奥に扉があんの! 扉は開けてみた? その奥は行ってみた??? 』 自転車くん 『 奥は二股に分かれてて扉の所で行き止まりです・ 扉は触ってません・ 』 こんな水路の奥に扉があり行き止まりになっているという事は そこから何処かにつながる通路があるのか? 部屋があるのか? 確かめてみたいという思いが込み上げてきます・・・ 管理人 『 奥まで距離はどれくらいあるの? 』 自転車くん 『 だいぶありますよっ! めちゃ遠いですよっ! 』 管理人 『 だいたいどれくらい? 100mくらいとか? 』 自転車くん 『 真っ暗で距離なんて測ってる余裕がなかったから距離は分かりません・ 』 入った事があるなら案内してもらえると思い 『 どう? 一緒に入ってみるか? 』 と、管理人。 『 でも怖いし・ 取り憑かれたりしたら・ 』 と、少年達。 『 こう見えてもワシもちょっと霊感があるねん 危ない霊がおったら引き返せばいいだけやし行ってみらんと分からんやろ? 』 という管理人の言葉で少年達は恐る恐る水路に下りて来ました。 少年達は当サイトスポット探索始まって以来の同行者です。 何時も探索時は1人ですからね・ ポケットから懐中電灯を取り出しいざ奥へ進もうとした時・・ ライトが点きません・・・ 管理人 『 ちょっ・ ちょっと待ってや・ ライトが点かんがなぁ・・ おかしいなぁ?・ 電池も新品に替えてきたんやで・・ 』 自転車くん 『 おっちゃん・ ここ懐中電灯は点きませんよっ・・ 』 管理人 『 えっ!?・・・・ 』 自転車くん 『 霊のせいで皆そうなるみたいですよ・・ 』 管理人 『 ライトが点かんかったら入って行かれへんがな・ もうちょっと待ってや・ 』 懐中電灯のフタを開けて電池を入れ直してみたり何とかしようとするんですが・ 点きません・・ 「 頼むからちょっとだけでも点いてくれぇ〜・ 」 と、心の中で思った気持ちが伝わったのか・ 振ったり叩いたり向きを変えてみたりしている内に少しだけ点くようになりました。 それでも・ 点いたり消えたり点滅したりと・・ まともに点いてはくれません・・・ 光なんてものは最悪の場合携帯の灯りやデジカメのフラッシュなどでどうにかなるだろうという思いで 『 でも・ 無いよりましやからこれで行こっ! 』 と、進む事に・・・ 奥に進むにつれ・ 霊気が増してきます・・ 約5、60メートル程進むとくの字に水路は右に折れています。 相変わらず点いたり消えたりする灯りではとても先は見えません・ 霊気も増してくるばかり・ 『 真っ暗やなぁ・ 』 と、少年達に声を掛けたその時・ 何を思ったのか?・ 後ろを歩いていた少年達は 『 うわぁぁぁ〜〜〜 』 という声と共に走って戻って行きます・・・ 少年トクユウの?・ 大人でも?・・ とにかく1人ぼっちになる管理人・・・ しかたなく1度戻った管理人は少年達に声を掛けました。 『 なんか見えたんか? あのなぁ・ ワシは1人でも行くから怖かったら無理に入らんでもいいんやで・・ 』 自転車くん 『 もうめちゃ怖いです・ 絶対霊がいますよっ! 』 『 もう止めとくか? 』 という管理人。 『 行ってみたいです・ 』 という原チャくん。 『 お前が怖い怖い言うからオレも怖なるやろっ! 』 と、原チャくんは自転車くんに一喝。 管理人 『 怖かったら戻ったらいいだけなんやから行ってみよよっ! いい機会やんっ! 原チャくんと一緒に行こよっ! 』 『 行きます・ 』 と、自転車くん・・・・ 気を取り直してもう1度奥へ進みます。 先程のくの字に右へ折れている所も通り過ぎてしばらく進むと・ 霊気が凄い事に・・・ 「 もう少し・ もう少しだけ進んでみて・ これ以上凄くなれば引き返そう・ 」 と、思った時・ 役立たずのライトが照らす周りの空気が赤く変わってきました ( このような体験は久しぶりです・ ) ・・・ 「 もうダメかな? 」 と、思ったその時・ 少し先に何か見えます・・・ 管理人 『 あっ! あれか!? 』 自転車くん 『 もっともっと先ですよっ! 』 管理人 『 ほんだらあれは何やろっ?・ 』 少年達 『 ・・・・・・ 』 1人なら良いのですが・ 少年達を同行させた事を少し後悔しました・・・ 見ず知らずの未成年に危険な思いをさせる訳にはいきません・・・ 管理人 『 とにかくあれだけ確かめよっ! 』 近付いてみるとライトに照らされたその先に階段のようなものが・・・ 管理人 『 階段になってんでっ!? しかも歩けるスペースが無いやんっ! 』 見るとその先は階段のようになっていて地面全体に水が流れています。 管理人 『 水が無い時か長靴でも履いてないと行かれへんなぁ・ 残念やけど戻ろか? 』 『 戻りましょう! 』 という少年達の言葉を合図に戻る事になりました。 奥に背を向けた時・ 微かに奥から声が聞こえたんですよねぇ・ 何て言ったのか?・ 聞き取れませんでしたが・・・ ゴー○ートンネルを後にして管理人の正体を明かして名刺を渡しました。 今回少年達にサイト上で紹介する約束を交わしたので文章を載せてみた訳なんですが・ 少し長くなり過ぎましたかね? その後ゴー○ートンネルにまつわる話を聞かせてもらい 近くにある幽霊が出るという池も案内してもらって少年達と別れました。 |
原チャくん。自転車くん。あの時はほんとにありがとねっ! 何かあれば何時でも遠慮なくメールや連絡してください♪ 今時珍しい礼儀正しい少年達。 間違ってもおっちゃんのような大人にはならないでねっ! |
進んでみます・・ |
さらに進みます・・・ |
Special Thanks 原チャくん。 自転車くん。
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