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友人宅を訪ねる為に高層団地の前まで来た時のことです。
まだ団地の玄関まで少し距離がある所で 向かって左側のエレベーターに人が乗り込む姿が見えました。 ( 玄関を入り直ぐの所にエレベーターが2つあるので 玄関を潜らなくても道路からエレベーターを確認することが出来ます ) 走れば間に合いそうな距離でしたが そこまでしなくてもまた降りて来るのを待てば良いと思い 待ってもらうのも気が引けましたので 乗り込んだ方と目を合わせないように下を向き玄関に入りました。 玄関を潜り顔を上げると左側のエレベーターは1階に停まったままです。 ドアは閉じていますが中には誰も居ません。 ( 上半分がガラス窓になっているので中を確認することが出来ます ) 右側のエレベーターは8・ 7・ と、上の階から降りて来る途中です。 「 えっ!? 確か人が乗り込んだはずなんだけど・・・ 」 と、その時は 「 思い違いだったのかな? 」 程度で ボタンを押しドアが開いた誰も居ないエレベーターに乗りました。 11階のボタンを押し上り始めてしばらくのことです。 ( 13階建ての団地で友人宅は11階です ) 7階でエレベーターが止まりました。 誰かが乗り込んで来るものとばかりに ボタンがある左の方へと少し身体を寄せるのと同時にドアが開きました。 時間にすると2〜3秒くらいだったと思いますが ドアが開いたのに誰も乗り込んで来ないので 外に人が居ないことを確認しようと右の方へ頭を傾けようとしたその時です・・ 私の右側をかすめるように人が降りていくではありませんか・・・・ 降りれば直ぐ右に曲がるので直ぐに姿は見えなくなりましたが 確かに中年男性の後ろ姿でした。 その場は怖いというより訳が分からない気持ちがいっぱいで 勝手にドアが閉まり、11階に着き 降りた所でようやく身体全体悪寒に包まれたのを今でも覚えています。 このことはもちろん友人に話ましたが信じてもらうことは出来ませんでした。 |