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伊織さんから直接聞いたお話です。 2〜3話聞かせて頂いたのでとりあえず1話ずつ載せてみようと思います。 小学生の頃家の近くに空家がありました。 随分と古い建物だったのですが 管理はされているようで戸締りはきちんとされていて 外見も落書きなども無く窓ガラスも割れいるなんて事はありませんでした。 ある日の放課後友達3人と空家の前の道を通っていると フェンス越しに1階の窓が開いているのが見えました。 好奇心いっぱいな男3人です。 中でも特に好奇心旺盛な Y 君が先頭に立ち 建物の中に入ってみる事になりました。 フェンスを乗り越え敷地内に入り、開いていた窓から3人で中へ入りました。 真夏だというのに建物内はヒンヤリしていて背筋がゾクゾクっとする程でした。 外見からは想像出来ない程各部屋は散らかっていました。 一通り1階の各部屋を見て周り 階段で2階へ上がって最初の部屋へ3人で入った時 N君が 『 ここにもお札が貼ってあるな 』 と、ぼそりと一言・・・ そう言えば1階の何部屋かにもお札のような物が貼ってあったし 散らかっている物の中にも 訳が解らない置物や気味が悪い人形なども沢山ありました。 『 ココ何かヤバイんとちゃう? 』 と、私が言い出すと 2人共納得し少し早足で元来た窓までたどり着いた所で愕然となりました。 窓が閉まっています。 一番最後に入ったのは私ですし入った後窓は閉めていません。 それも内側から鍵まで掛かっています。 鍵と言っても錠ではなく 窓用の内側から簡単に開けられないようにする為の物なのですが それもさび付いていて動きません。 『 俺ら鍵も開かない開くはずのない窓から入って来たんか? 』 『 部屋を間違えてるんとちゃうん? 』 などとパニックになりました。 終始落ち着いていた Y 君が 玄関の鍵を開けてくれたので外には出る事ができました。 角の部屋だったので大きな窓は一つしかありませんでしたし 入って来た部屋を間違える事などありえません。 今思い返しても不思議な体験でした。 |